「どんな人にもやさしいデザイン」のことをユニバーサルデザインといいます。
幼児、高齢者、障害者や、一般の人にとっても優しいデザインという意味です。
ところが、興味深いことに、これらは最初から
「どんな人にも」という視点で考えられたわけではありません。
「自分と、自分にかかわるひとにとって、優しいデザインは何だろう?」
という発想から生まれたデザインが多いといわれています。
「自分のためのデザイン」。たとえそれが出発点だったとしても
「だれしもが高齢者になる」
「だれでも障害を持つ可能性がある」
自分にとって無関係なことではないという
メッセージがそこには、込められているような気がします。
自分や自分のまわりの人にとって無関係でないこと、
そういう意識をもって、高齢者や子供、障害者に対して配慮を寄せるのは
とても大切な考え方ではないでしょうか?
ユニバーサルデザインは、
「じぶんにも関係してくることだから考え、行動を起こそう」
という呼びかけではありません。
「いま、自分はそうじゃなくても、同じ人としてサポートしよう」
という発想です。
こうしたメッセージは、これからもどんどん広がっていってほしいです。
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